
血圧を下げる作用のある医薬品としてACE阻害薬というものがあります。ACE阻害薬はアンジオテンシン変換酵素阻害薬というのが正式名称でアンジオテンシンという体内で働く生理活性物質に影響を与える薬です。
体内で働くアンジオテンシンには大きく分けてⅠからⅣまでの4種類が存在しそれぞれが体内で個別の作用を起こしています。そのうちのアンジオテンシンⅠ以外のものは血圧を上昇させる作用がある上にアンジオテンシンⅠから酵素の力を借りて他のアンジオテンシンへと変換されるという作用があります。
この酵素を抑える働きを持ち結果的にⅠ以外のアンジオテンシンを作らせないようにすることにより血圧を降下させようという薬がACE阻害薬といわれています。
ACE阻害薬と一言で言ってもぺリンドリプル、デラプリル、トランドプリルといったものが存在し高血圧以外のものにも作用する薬があるなど非常に多くの薬が臨床において用いられておりそれぞれの薬品メーカーからも多くの名称が用いられ血圧を下げる薬の中でも頻繁に使われるものとされています。
しかし頻繁に使われるからといって副作用がないわけではなく、空咳、高カリウム欠症、味覚異常や蕁麻疹といった体に多くの異常が出ることも確認されています。中でも重大なものとしてACE阻害薬を服用することで催奇形性が指摘され、妊娠中の人にACE阻害薬を投与することは禁忌とされています。 ACE阻害薬は血圧を下げる薬として多くの割合で処方されるものですがその扱いには十分な注意が必要です。